子が障害児。障害児を育てるのに必要なのは?主軸とサポーター

家族関係

こちらでは、「障害児育児に必要な主軸とサポーター」についてお話していきたいと思います。

障害児育児は、毎日毎分毎秒が大変です。

一人だけで気張らずに、お父さんお母さん

みんなで向き合っていけるようにしていきたいと思います。

ところでこんな会話、身に覚えありませんか?

今度一緒に療育や通院に一緒に行かない?

俺が一緒に行ってもわからないよ

 

わからないから一緒に行ってほしいのよ。

一緒に行ったらもっと子供について知ることができるじゃない!

そもそも療育とか必要なのか?

そのうち落ち着くだろう?

 

 

 

子が障害児。主軸とサポーターを決める

結論からお話していきます。

一人家庭で育てているお母さん・お父さんを除き

夫婦揃って二人で育てている家庭の場合です。

育児に関して、

「主動するのはどちらか」

「サポートに徹するのはどちらか」

これらを決めていただきたいと思います。

関係機関でよく言われるセリフ

主に通院や療育先で面談や送迎・各種手続きを行っているのは

お母さん・お父さんどちらでしょうか?

我が家の場合は、母である私でした。

数々の福祉施設を訪れましたが、

その中でも支援者側から言われる

頻度が高いセリフをご紹介します。

↓こちらです↓

「家族で一貫性をもって対応をしてください」

それはなぜなのでしょう?

例を挙げて考えていきたいと思います。

一貫性とは

 例題1

お母さんが子供と一緒にお買い物に行きました。

お店の前にあるガチャガチャをやりたいと子供は大騒ぎ。

泣き叫び・暴れる。

しかし、お母さんはガチャガチャをさせることなく帰宅しました

後日、お父さんと子供が一緒にお買い物に行きました。

子供はまた先日と同じガチャガチャをやりたい!と言いました。

一度は「やらないよ」と言ったお父さん。

どうしてもやりたい子供は泣き叫び、暴れます。

その様子を見たお父さんが「今日だけだよ」と言って

1度だけガチャガチャを行い、帰宅しました。

さて、この子が次にお買い物に行ったときにどうなると思いますか?

①一度できたから満足してやりたいと言わない

②一度できたからもう一度やりたいと言う

あなたのお子さんはどうでしょうか?

答えとその理由

我が家の軽度知的障害・ASD・ADHDの子は「②」です。

いくつか理由があります。

①衝動性と気持ちの切り替え

幼少期は特に

・衝動性を抑えること

・気持ちを切り替える事

これらは極めて難しいことです。

②誤学習

泣いて暴れたらガチャガチャができた

という経験を積んだ。

①についてはもちろん子供の特性によって

違いが出る事があると思います。

ただ、衝動性優位のお子様には何回も当たる壁になるでしょう。

②誤学習について

「今日はやらないよ」というのが理解できていますでしょうか?

「今日はやらないよ」といいつつ許してしまったことがあるのではないでしょうか?

実際私にも経験があります。

あまりの癇癪の酷さに心が折れてしまい

「もうわかったよ!」

と言ってしまったことがありました。

その時はそれで済むのですが、その次がまた更に大変なのです。

「前回はOKだけど今回はダメ」

これがわからず、混乱のもとになってしまいました。

お母さんはダメ・お父さんはOK

これが一番避けたい問題です。

この経験を積むことで、どんどん追い詰められるのはお母さんです。

一緒に外出できなくなってしまうケースもあります。

一つの物事に対して、こうしていこうと決めたことは貫く

これが一貫性です。

発達障害児になぜこれが必要なのかというと、

子の混乱を防ぐことになるからです。

また更にこれに対して

母さんお父さん両者が揃う必要があります。

みんなで

「これはこうだよ」

と伝えられる安心感。

みんながそれぞれ

「これはこうだよ」

と違う事を伝えると何が正しかわからない。

わかりやすく言うと、この違いです。

主軸は誰か?

今現在、一番近くでお子さんをみているのは誰ですか?

通院、福祉関係機関に契約・面談、療育施設の契約・面談

また年齢によっては学校の面談もあります。

これらを行っているのは誰でしょうか?

それらを行っているのが主軸となる療育者です。

サポーター

では、主軸は自分ではないなと感じた方は

どうしたらいいのでしょうか?

答えは簡単です。

「サポート役に徹する」のです。

・療育がわからない

・子の特性がわからない

・そもそも本当に発達障害児なの?

と言っている場合ではありません。

以前の記事でもお伝えしています。

サポートって何するの?

サポートって言われても・・。

そういう方も多いと思います。

必ず行ってほしいことがあります。

まず第一に主軸のお母さん、もしくはお父さんに

「なにをしたらいいか?」

「なにができるか?」

「なぜ、そういう対応をとるのか」

聞くことから始めてみてください。

最後に

発達障害児育児にはマニュアルがありません。

会社勤めの仕事はマニュアルや教育係がいて、

もともとあるものに対して働きかけています。

1から10です。

反対に、自分のお子様が発達障害を持ち合わせて育てていくという事は

0から1です。

すべて自分たちで決めて行動していくことになるのです。

仕事よりも余程大変です。

我が子のために夫婦で協力しあってより良い環境を整えていきたいですね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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